知能の遺伝率は身長の遺伝率より高い
身長の高い両親から身長の高い子どもが生まれる以上の確率で、知能の高い両親から知能の高い子どもが生まれてくる。知能は年齢があがるにつれ遺伝の影響が強くなり、学校などの環境の影響がうすまる。(様々の影響を受けて環境の影響が強くなるのではなく、年を取るにつれて両親の知識レベルに近づく。)
子育ての影響は遺伝子の影響の10分の1程度。どれだけ頑張っても、しつけは遺伝子に勝てない。しかし↓
勉強ができないのは本人の努力不足ではない
教育の世界で、遺伝と言ってしまうと生徒が救われないから遺伝ではないというストーリーにしたい。その結果、勉強ができないのは本人の努力不足か指導力不足のせいにさせられる。本人もそう思い込んでとことん努力するか、努力できずに敗北感を覚える。先生も指導力不足と思い込み、どんどん疲弊してしまう。
努力は頑張ってできるものではない
「どれほど努力できるができるか」の堅実性パーソナリティは遺伝子レベルで決まっていて、本人の意志ではどうすることもできない。
知能格差=経済格差
高度化する知識社会での成功者は極めて高い論理、数学的知能も持つ人達。
流動生知性と結晶性知性
知能には、新しい問題を解決する方法に気づき、スピーディーに処理・加工・操作する流動生知能と、経験や学習から獲得しする言語能力、知識の応用力などの結晶性知性がある。
才能は環境に磨かれる
人は性愛競争に勝つために、他の人よりも優れようとする。自分の遺伝とマッチする(才能がある)分野は他の人よりも優位になりやすいのでその分野でより努力するようになる。その分野が勘違いであってもある程度有利に働く。(4月生まれに野球選手が多いように。)
まとめ
流動生知性は遺伝子の影響でほぼ決まってしまうので同仕様もない。結晶性知性は蓄積が可能なので、自分の遺伝子が活かせるニッチなエリアで結晶性知性を高めよう。努力できるかできないかは遺伝子次第なので、それが努力と思わないくらい自分の好きなことだといいね。
人は性愛競争に勝つために、他の人よりも優れようとする。自分の遺伝とマッチする(才能がある)分野は他の人よりも優位になりやすいのでその分野でより努力するようになる。その分野が勘違いであってもある程度有利に働く。(4月生まれに野球選手が多いように。)
その分野が知識社会で役立つ高い論理、数学的知能の場合、経済的に成功できるが、絵画や音楽など成功が難しい場合や、現代社会ではまったく役に立たない才能だった場合どうする?